|
 |
第8回
|
投資信託の功罪 |
|
前回のコラムでは、資産配分(アセットアロケーション)の功罪をご説明致しました。そして今回は「各資産は金融商品運用のプロに任せましょう(=投資信託を買いましょう)」という模範解答に対する個人的な意見です。
・運用のプロ?
実際に投資信託を運用するのは投信委託会社のファンドマネージャーです。ファンドマネージャーという横文字を聞くといかにもプロフェッショナルというイメージを抱くかもしれませんが、結局のところ投信委託会社に所属するサラリーマン、雇われ人です。会社に所属する一人のサラリーマンとして、会社として預かった他人の資産を運用するのが彼等の業務。プロフェッショナルというよりもむしろ、淡々と業務をこなすスペシャリストというべきなのかもしれません。もちろん、それなりに(学業において)優秀な方が担当されるのでしょうが、机上の学問だけで良い運用成績を出せるほど相場は甘くはありません。
・高い信託報酬
投資信託はその構造上、多くの組織が関与します。投資信託を販売する窓口の金融機関、集まった資金を運用する投信委託会社、資金を管理する信託銀行。それらの複数の機関にそれぞれ信託報酬と称した手数料が取られることになります。商品により異なるとは思いますが、購入価額の1〜2%近くがその時点で信託報酬として減額され、購入しただけで資産が目減りすることになります。
・多すぎる投資信託
株式の銘柄数ほどではありませんが、そもそも投資信託自体が非常にたくさんあります。その中から、運用方針や手数料などの確認、パフォーマンスの検証をやらねばならないことを考えたら・・・他のことにエネルギー使うほうが良くないですか?
・人任せでスキルがつきますか?
最後に、これが一番重要だと思っています。投資信託は購入したらそのまま、あとは人任せです。ファンドマネージャーが上手く利益をのせてくれるのであれば言う事なしですが、損失を出しても信託報酬はしっかりと取られます。そのうえインデックスファンドなどは、マイナスの成績となったとしても市場インデックスよりもその損失幅が小さければ好成績などという訳のわからない言い分が通ってしまいます。大切な資産を預かっておいて、マイナスになっても開き直った上、報酬まで取られる・・・。であれば、自分の責任で、自分の能力で、自分の資産を運用する方が遥かに良いとは思いませんか?決して楽なことではありませんし、最初のうちは少々高い授業料を払うこともあるかもしれません。しかしその過程で得られる知識や経験、そして何よりも資産の増加は何者にも変えがたい財産となると思います。
・・・と二回にわたって「功罪」とつくコラムを書きましたが、果たして「功」の部分って書いたんだろうか?まぁいいか(笑)。
|
|
   |
|
 |
|
 |
|
|
 |
 |
 |
|
2007/12/28
|
|
|
・インフォシークマネーコラム2本掲載
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2007/11/29
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2007/10/16
|
|
|
|
|
|
|
|
|